経営者のためのCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)のススメ

2008年9月15日の金融恐慌リーマンショック以降、企業経営の価値観は企業の損益計算書(P/Lから貸借対照表(バランスシート=B/S)、キャッシュフロー(C/F)へと大きく変化しました。

また増え続ける企業の黒字倒産、不正会計に対処するため、キャッシュ・マネジメントの強化は喫緊の課題であります。

CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル、キャッシュ化速度)は欧米では普及していますが、日本では一部の企業を除いてまだまだ普及していない状況です。CCCを単なる財務指標としてと

らえるのではなく、企業価値創造に向け、管理会計として他の経営指標との関連、CCCを効果的に改善活動につなげるためには、どのような実務的な知識が必要か、日本の商慣習及び会計制度における課題について、最新の日米CCCを比較しながら解説します。

 

特典:読者の方には、30分間のオンラインでの無料相談に応じます。 

 

 

 

 

 

 

 

 



キャッシュ・イズ・キング  2008年9月15日の未曽有の金融恐慌リーマンショック、2011年3月11日 東日本大震災を経て、WHOは2020年3月11日、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)に相当すると報道しました。 VUCAの時代(2010年代より) VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)から頭文字をとって作られた単語で、現代のカオス化した経済環境を示す言葉です。つまり、「予測不能な状態」を意味します。加えて、地球温暖化、環境問題はESG、SDGsの最重要の喫緊の課題となっています。 このような状況下において最も必要なのは、過去に蓄積された失敗体験、成功体験からの知恵を生かした変化対応力ではないでしょうか? 変化対応の企業体質を構築するためには、目標管理よりもピッチを狭くして、変化点管理が求められます。 そのためには、共通のオペレーションサイクルを週次に合わせ、従来の経営指標(財務指標と非財務指標)を連鎖させ、バランス・スコアカードの発想でコックピット経営を行うことが急務です。 本書では出版時点で把握可能な最新3年間(12四半期)の決算数値(2020年3月末)を使って日米欧と比較をしてCCCを解説しています。資産効率を改善するための指南書として企業経営者必携の一冊です。

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